スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

NASAツアー体験レポート 2 - Lone Star Flight Museum

NASAツアー二日目。時差ぼけのせいで昨日は全く眠れず、汗だくで早朝五時半に起床。
いつもながら、グダグダな感じ。

本日の最初の目的地はLone Star Flight Museum。

Lone Star Flight Museum 概観



P3250125.jpg




宇宙工学を専攻する私にとっては航空博物館は畑違い。しょっぱなから不安だ・・・。しかし、若い者には負けてられん!(参加者14人中、2番目に年長) がんばるぞっ、おー!

よくわからない気合を胸に飛び込んだ私を出迎えてくれたのは、館長さんだった。
何やら、館長閣下直々に博物館をご案内下さるらしい。くっ、恐悦至極。

博物館入場前に館長さんから、ハリケーン"アイク"による被害についてのアナウンスがあった。何でも、去年発生したハリケーンアイクのせいで、半分以上の航空機が被害にあったとか。この被害の様子はホームページで是非確認してほしい。

------------------------------------------------------------

PB4Y-2 Privateer



Flying Fortress




博物館の中に入ると、巨大な航空機が見えてくる。PB4Y-2 プライベーティア"私掠船"だ。

鼻ちょうちんのような顔が愛らしいが、とんでもないデカブツである。いろいろと出っ張ったところのある機体である。いくら大型爆撃機で航行速度が必要ないとはいえ、こんな空気抵抗の大きそうな機体は私の美学に反する!

とか何とか思いつつ、次の機体へ。

------------------------------------------------------------

Douglas DC-3 CONTINENTAL



P3250121.jpg




お次は、白と銀の塗装が高級感を漂わせる旅客機、ダグラス社製のDC-3のコンチネンタル航空モデルだ。写真ではわからないが、窓の中に見える重厚なカーテンが歴史を感じさせる。

なぜこんなイマイチな写真を使っているかといえば、他の写真にはほとんど見学者が写りこんでしまっているからだ。一応、個人情報やら肖像権やらを気にして、そういった写真を使わないようにしたらこんなイマイチな写真しか残らなかった。今後も、イマイチな写真が延々と続くが、平にご容赦願いたい。

このDC-3の翼の付け根付近には不自然な出っ張りがある。(写真参照)



P3250075.jpg




現代の翼にはない出っ張りである。不審に思って館長さんに聞いてみると、ボルトで翼と胴体を接合するためのものらしい。確かに、よく見ると出っ張りにボルトがずらりと並んでいるのがよくわかる。

あぁ、なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだっ、と激しく反省。

しかし、館長さんの解説はこれにとどまらない。館長さん曰く、ここに取り付けられたボルトの間隔は機体後部ほど長く、前方ほど短くなっているそうだ。これは翼にかかる力の分散を考慮してのことだそうだ。

そこで思い出したのは、圧力係数の分布だ。確かに、翼の前方の方が後方より圧力係数が大きくなっている。前方から空気の塊が翼に当たるのだから、当然と言えば当然だ。

しかし、不思議なのは、同時期(1935年)に初飛行を行ったB17にはこのような突起は見られなかったことだ。何らかの技術的な理由があってこのようにしたのか、はたまた商用機であったためにコストカットにせまられたのかはわからないが、何れにしろ時代を感じさせるものだ。

------------------------------------------------------------

B-25 Doolittle Mitchell



P3250082.jpg




次に説明を受けたのはB25 Doolittle Mitchell"ミッチェル"だ。

熱心に説明をして下さったのだが、定量的な議論が主だったので、あんまりここに書くことがない。( 写真もイマニだし(イマニ < イマイチ) )

ちなみにこの写真の中に写りこんでいる翼はB-17の翼だ。

------------------------------------------------------------

B-17 Flying Fortress



P3250080.jpg




次はB-17 フライングフォートレス"空飛ぶ要塞"だ。

その名に恥じない異様な図体。素人目には、えっそこにも、というようなところに機関銃がっ・・・



P3250079.jpg




ドイツ攻略に用いた爆撃機で、フラップは当時として珍しく電気で駆動していた(油圧の方が一般的だった)。また頑強に作られていたため、大破しても兵士を安全に帰還させることができたらしい。B17操縦士訓練教本によれば、消火器や救急用品救命ボートも備え付けられていたそうだから、(日本の爆撃機の実情はわからないが、)米国が兵士を生還させることを重視していることがうかがい知ることができる。

------------------------------------------------------------

P-47 Thunderbolt



Thunderbolt.jpg




絶対に日本には存在しないであろうドハデな航空機、P-47 Thunderbolt"雷電"だ。

珍しくいい写真が撮れたが、これまた定量的な議論になってしまうので、パス!

------------------------------------------------------------

A-24 Banshee



P3250111.jpg




変なところに穴ぼこがあるのがこのA-24 Banshee "バンシー"の特徴だ。

何故こんなところに穴ぼこがあるかといえば、深い事情があるそうだ。

バンシーは急降下爆撃機の一種であり、上下二枚のフラップ(写真の穴のあいた部分)によって、急降下爆撃を行うものだ。(急降下爆撃に関してはwikipedia を参照されたし)普通の降下の際には下のフラップだけを開くことで揚力を得るが、急降下の際には上下両方のフラップを開くことで減速しながら揚力を得る。フラップはおそらく大きな揚力を得るためにスプリットフラップが採用されている。このフラップは大きな揚力を得られるが抵抗も大きいという欠点がある。それを解決するために、フラップに穴をあけて空気抵抗を小さくしている、らしい。フラップを小さくするよりもそのほうが効率的なのだろうか。

------------------------------------------------------------

PT-17 Stearman



P3250104.jpg


------------------------------------------------------------

零戦 レプリカ



P3250100.jpg


------------------------------------------------------------

F6F Hellcat



P3250099.jpg




翼があり得ない方向にたたまれている・・・


翼の関節
P3250106.jpg


------------------------------------------------------------

そのほかの飛行機たち。。。


F8F Bearcat



P3250078.jpg




F4U Corsair



P3250096.jpg




???



P3250097.jpg




???



P3250089.jpg

関連記事
スポンサーサイト

テーマ: 海外旅行 - ジャンル: 旅行

Comment

Re: dc3

コメントありがとうございます。
やはり翼の出っ張り部分にはカバーが付くのですね!
見た目が無骨だったのでおかしいなぁ、とは思いましたが・・・。

> ある調べ物をしていると御HPに辿り着きました。拝見させていただくとほのぼの感と面白い観察眼に楽しませていただきました。
> お礼として私の知るDC3の翼ボルトに関してをお教えいたします。まず基本設計は1932年設計のDC1を踏襲しております。さらにB-17のように胴体付け根に翼を接続すると短期的には強固であるが長持ちはしません。
> あと本来のDC3の翼のボルト部分には整形カバーが付いています。見た目もスムーズですよ。
> ついで言うと片側だけで328個のボルトがあり2回に分けて徐々に締め付けていきます。
> 以上、貴方の知識に加えていただければ幸いです。では失礼致します。

2010.08.31 (Tue) | Jinn #- | URL | 編集

Post comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。